鎧武のほぼ全部ネタバレなあらすじは前のエントリーにて。

・トッキュウジャー
いつもの30分シナリオ。個人的にシンケンジャーの時ぐらいに出来が良い。
ギャラクシーラインを再び宇宙へと飛ばす為の仕掛けは個人的にグッド、希望溢れるグッドイマジネーショーン!!
戦闘はブルーがジェットマンだったりピンクがまんまパンダだったり(※パンダは実際ツヨイ、イイネ?)で楽しいし串田アキラさんと堀江美都子さんによる専用曲まで付いた豪華仕様。
ただ、ロボ戦はもうちょっと濃くても良かったかなと。
もっとサファリガオーのロボモードを出しても良かったんじゃよ?
なお、トドメはダブルライダーキック。

・鎧武/まず総評
サッカー日本代表への果てしない死体蹴りではありますが、
本編に絡む重要な要素も有りのかなり満足の行くライダー映画でした。
脚本手がけた鋼屋ジン先生は相当頑張ったんじゃないかな。
とりあえず鎧武見てて面白いと思う人は見に行って損はないかと。


・舞台と世界観
本作は鎧武本編とは微妙に違うパラレル世界でラピスが創りだした夢の世界が舞台。
ミッチが「ニーサンは僕がこの手で……」とつぶやいているので、時間軸的には本編37話以降だとは思うんだが、
・ニーサンを手にかけた割にミッチが正気保ってる。むしろ本編ミッチが“邪悪の種”植えこまれたかのようなマジキチっぷり。
・廃墟となった沢芽市がある程度時間が経ったような朽ち果て方をしているように見える
事などが差異になってるっぽい。

その原因は恐らくコウガネの復活。
プロフェッサーがコウガネを解き放ってしまいコウガネに殺される→
プロフェッサーが消えた事でユグ社が混乱してる間に本編同様の侵略開始→
ユグ社が堕ちるもプロフェッサーが死亡した事によりユグ社の事がバラされず世界に混乱が起こらない→
弾道ミサイルも落ちてこないまま沢芽市の封鎖が継続され続ける→
ロシュオの圧倒的な力をミッチが見なかった事がミッチの精神状態を本編よりマシにする原因になった
って連鎖じゃないかなぁ。あくまで妄想の域を出ないけど。

そしてコウガネの封印が解かれた事でラピスの魂もまた解き放たれて紘汰と出会い、
サッカーの事を知ってサッカーで勝負を決する夢界をラピスが創りだした、と。
ぶっちゃけサッカーは“命の奪い合いでない勝負”であれば何でも良く、ラピスが知ったのがバスケでも、最悪カードゲームでも良い感じ。
ラピスは命の奪い合いでない勝負に感銘を受けた訳だからね。
という事で後は気になった所雑感。

・裕也、初瀬、シド
裕也こそコウガネが化けていた訳だけど、後者二人は(初瀬が)最終決戦で協力していたので本物っぽい。
だがこれが皆が見ていた夢であるならば初瀬とシドが存在する訳がない。
二人は誰かの記憶を元にして作られた幻だったのか、それとも……?
追記
幻であるならコウガネが闘争心を回収する必要がない、となるとやはり本物だったのか?

・コウガネ
度々イナゴの大群へと転じていたし、“邪悪の種”を植えこむ為にそのイナゴを用いていたので正体は本編37話のイナゴ怪人かその上位存在で確定だと思われる。
人の姿をしていたのはあくまでそれが煽るのに都合のいい姿だったからではないだろうか。
その正体は先のあらすじで言った通りの人造の黄金の果実にしてある意味全ての元凶、そして相当な外道。
人の心の闇を育ててそれを取り込んで黄金の果実を成長させていた。
本編でも封印されているだけで消滅してはいないと思われる……。
「無駄な足掻きを」と連呼する割には自分の方が相当足掻いてた。
なお、中の人が低くて渋い良い声なのだが戦闘音に紛れると非常に聞き取りづらかったのが残念。

・ラピス
本名シャムビシェ、「夢を操るオーバーロード」であったらしい。
人類とほぼ変わらない外見から、オーバーロードもまた禁断の果実の力を得る前は人と同じ姿だったのではなかろうか。
その肉体朽ちてなお、オーバーロードが滅びの道を歩む事になったコウガネを封印し続ける立役者、本編でも封印されただけでコウガネ同様に存在していると思われる。
“命を奪い合わない勝負”を知らなかったが、フェムシンムが元々そういう存在だったとは思えない。
ラピスが物心ついた時にはそうなっていたというのなら、コウガネの煽動は相当な期間に渡って行われていたのだろうと思うとラピスが哀れでならない。
シャムビシェは翻訳すると“紺碧”となるらしい、すなわち紘汰に対応する青のオーバーロードである。
仮面ライダー冠は鎧武のほぼ色違いで、そこはやはり紘汰の影響なのだろう。
……よく考えればフェムシンムでありながらライダーの力を初めて手にした存在でもあるな。

・プロフェッサー凌馬
相変わらずロクな事をしない。
最終決戦でも不在だったし、上記の理由で多分この人だけは現実でも死んでるんじゃないかなぁ。

・サッカー
無理やりである。アクションとしては面白いけどわざとらしいプロ選手紹介とかゴン中山とか、その……うーん。
最後の冠が転じた蒼銀の林檎をパスしあって黄金の果実の浮遊するゴールの中へシューッ!も正直蛇足というか……少なくてもゴールネットは要らんかった(確信
要素として重要なのは本当に“命を奪い合わない勝負である事”だけなのです。
追記
戦隊がライダーキックだったから、ライダー側はゴレンジャーボールだったのか?

・仮面ライダー黒影・真
ほぼ出落ち。

・シド
ユニフォーム着てるとシドだとわからん。

・戒斗さん
スポーツマンシップ溢れる戒斗さんなんて戒斗さんじゃない。
湊さんに救出された辺りでようやく記憶が戻ったのかいつもの戒斗さんに。

・葛葉紘汰
我らが主人公、個人的には今作ではしっかり主人公してる。
コウガネが化けていたとはいえ裕也とどんな感じで友人していたのかもようやく描かれた。
本編でちょうど望む未来がない事が提示されたが、この紘汰はその望むべき未来をEDで得た事になる。
その行く先が闇でない事を祈るばかり。

・湊さん
楽しそうにリフティングしてたりして可愛い(確信
実は今回の話の地味に勝利のキーパーソンである。
あそこで戒斗さん救ってなかったら舞がラピスを説得してラピスが紘汰へと接触する前にミッチがボコされて終わりなので湊さん超頑張った。

・バロンvsユグ社vsシャルモン
ここだけはガチで戦争。本当にガチで戦争。
頭がパーンとか四肢がもげたとかそういうの無いだけでマジで戦争物状態だった。
子供向け映画としては違和感があるほどというか、子どもたち泣かないかなと一瞬思ったレベル。
サッカーを抜きにするとそこは虚淵と鋼屋の真骨頂な硝煙溢れる戦場と化していたのです。

・鎧武vsマルス(1回目)
マルスの斬る突くシールドバッシュかまして吹っ飛ばすとちゃんと武器活用してるのが素敵。
バナナ→ドングリ→ドリアン→ジンバーレモンとアームズチェンジしての戦闘。
……形見になってしまったロックシード使うのは良いけどニーサンのメロンエナジー使ってあげようよ。
本編でも使ってないし、ゲネシスドライバーの裏面が泣いてるぞ。マジでいつジンバーメロンが出るん?

・鎧武・闇
デザインマジかっこういい。あのカラーリングだとバイザーとクラッシャーが元々悪役っぽいのと相まって強敵臭が凄い。
本編と違ってめっさバーサーカーな暴れっぷりも良いけど、ほとんどソニックアロー撃たないのが残念。

・鎧武vsマルス(2〜4回目)
2回目はカチドキにチェンジして本編38話の斬月・真に叩き込んだような技を使って圧倒、
3回目は極になっての騎馬戦、斬り合いからソニックアローを手に流鏑馬を行う鎧武・極はかなり燃える。
4回目は巨大ボスと化したマルス相手に火球と爆発を恐れずに突っ込んで火縄橙DJ銃+無双セイバーで下から両断。
こうしてみるとほぼ互角〜圧倒とか覚悟固めた紘汰さん強すぎんよ。

・アーマードライダー勢揃い
ただしサッカーなので11人までなんで、シグルドとデュークはスタメン落ちしました。
マルスは相当アクションした一方で冠がほとんどアクションしなかったのがすごく残念でしょうがない。
後、ゴールネットは不要。本当に不要。

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