一夜経って頭も少しは冷えたので感想を。以下重大なネタバレが含まれますので未視聴の方はバックプリーズ。
追記:見なおしたらポエミーであったので注意。
ネタバレにならない程度のネタバレ
・和子先生はともかく中沢くんはほむループの中でどれだけ印象に残っていたんだw
・仁美の、世界が狙えそうなパンチ
さて今更戦闘シーンの素晴らしさに言う事もないのでネタバレの重大な所だけ。
起こった事だけ言えば、
まどかは人としての生を再び得て、さやかは生き返り、
杏子はさやかの家に居候して盗みに手を染める事を止め、
シャルロッテことなぎさに至ってはがん患者だったはずが健康な生活まで手にした。
視聴者的にはこれに加えてインキュベーターがフルボッコにされた訳で、字面だけ見れば間違いなくハッピーエンド。
それを釈然としないものにしたのは間違いなくほむら。
改変後にほむらに食ってかかったさやかは視聴者の視点でもあるかな。
あのほむらが、円環の理となったまどかを騙し討つ形で円環の理から人格を引き剥がしてかつ自分は円環の理に対する悪魔として人間を止めた。
あのほむらが、まどかの願いをある意味踏みにじった。
それが多分釈然としない一番の原因のはず。
劇中本編のイメージである通り、女神まどかのレリーフにすがりつくほむらの姿は信仰に殉ずるものというかそんなものを感じさせる。
まどかに対する友情も従来通りであり、円環の理になったまどかを人間に引き戻す為の策は本人の台詞通り前々から用意してあったとしても本来はもっと穏当なものだった気がする。
それに罅を入れてしまったのはマミ戦とさやかとの会話後のまどかとの会話だろう。
魔法少女を救う為に残酷な運命を受け入れたはずの少女が「世界でひとりぼっちなんて私なら耐えられないよ」とこぼしてしまった。
その間接的な原因となったのはほむらであり、彼女を現世で知るのもほむらだけ、あまたのループの果てにあそこに至ったほむらを崩すにはきっと十分だったのだろう。
そうして壊れてしまったようなほむらは独善的な「愛」を語りながらまどかを人間へと引きずり落とした。
だがほむらは最後の一線をちゃんと引いている気がする。
まどかやさやかにやがては敵になると嘯きながらも、自分は悪魔を名乗った。
TV1話でカトリック系の学校に居たと言っているのが本当なら一神教の神に対して悪魔が勝てる道理も無い事はわかっているはず。
ほむらはいつかまどかが女神としての自分を取り戻し、自身を討つのを前提に考えているように思える。
それでもまどかに人としての人生を与えたい、それだけが彼女に残されたたった一つの道標だったのか。
そしてそのまどかの居る現世のためにQBは生かされたのかなと。
魔獣が相変わらず出現するらしい以上、魔法少女が生まれなくなる事はほむらにとっては不都合極まりない。
まどかが人としての生を行きている間に魔獣のせいで人の社会が荒れたり最悪滅んでは元も子もないのだし。
ただ円環の理後は鳴りを潜めていたQBへの悪感情は完全に表に出ており、気晴らしでズタボロにするなど扱いはひどい。
まぁまどかを制御に置こうなどと抜かしたものをこのほむらが生かしている時点でまだマシなのだろうか。
そしてようやく人類の感情が危険過ぎる事に気づいたQBにおせえよ!と叫びたくなったのは自分だけではないはず。
QBはその代価をおもいっきり払う羽目になったが。
さてFin、Ende、完、劇終など様々な言語で〆られたがまだ終わっていないように思える。
・女神のレリーフから顔が削られていた通り、円環の理は人格とそれに付随する救済の目的を忘却して完全なシステムとなっているはず。
それが本当に不具合を起こさないといえるのか。
・QBの目が感情を持ったかのように揺らいだのは本当に気のせいか。
もし本当に感情を持ったとしたらQBが感情を持つという事は何が起こるのか。
・そしてそもそも悪魔となったほむら自身。
こんだけの伏線がばらまかれている状態で終わったと確信訳がない。
11月からは外伝2本に新編おりこマギカも始まるのでこちらで消化されるのかもしれないけれど。
追記:見なおしたらポエミーであったので注意。
ネタバレにならない程度のネタバレ
・和子先生はともかく中沢くんはほむループの中でどれだけ印象に残っていたんだw
・仁美の、世界が狙えそうなパンチ
さて今更戦闘シーンの素晴らしさに言う事もないのでネタバレの重大な所だけ。
起こった事だけ言えば、
まどかは人としての生を再び得て、さやかは生き返り、
杏子はさやかの家に居候して盗みに手を染める事を止め、
シャルロッテことなぎさに至ってはがん患者だったはずが健康な生活まで手にした。
視聴者的にはこれに加えてインキュベーターがフルボッコにされた訳で、字面だけ見れば間違いなくハッピーエンド。
それを釈然としないものにしたのは間違いなくほむら。
改変後にほむらに食ってかかったさやかは視聴者の視点でもあるかな。
あのほむらが、円環の理となったまどかを騙し討つ形で円環の理から人格を引き剥がしてかつ自分は円環の理に対する悪魔として人間を止めた。
あのほむらが、まどかの願いをある意味踏みにじった。
それが多分釈然としない一番の原因のはず。
劇中本編のイメージである通り、女神まどかのレリーフにすがりつくほむらの姿は信仰に殉ずるものというかそんなものを感じさせる。
まどかに対する友情も従来通りであり、円環の理になったまどかを人間に引き戻す為の策は本人の台詞通り前々から用意してあったとしても本来はもっと穏当なものだった気がする。
それに罅を入れてしまったのはマミ戦とさやかとの会話後のまどかとの会話だろう。
魔法少女を救う為に残酷な運命を受け入れたはずの少女が「世界でひとりぼっちなんて私なら耐えられないよ」とこぼしてしまった。
その間接的な原因となったのはほむらであり、彼女を現世で知るのもほむらだけ、あまたのループの果てにあそこに至ったほむらを崩すにはきっと十分だったのだろう。
そうして壊れてしまったようなほむらは独善的な「愛」を語りながらまどかを人間へと引きずり落とした。
だがほむらは最後の一線をちゃんと引いている気がする。
まどかやさやかにやがては敵になると嘯きながらも、自分は悪魔を名乗った。
TV1話でカトリック系の学校に居たと言っているのが本当なら一神教の神に対して悪魔が勝てる道理も無い事はわかっているはず。
ほむらはいつかまどかが女神としての自分を取り戻し、自身を討つのを前提に考えているように思える。
それでもまどかに人としての人生を与えたい、それだけが彼女に残されたたった一つの道標だったのか。
そしてそのまどかの居る現世のためにQBは生かされたのかなと。
魔獣が相変わらず出現するらしい以上、魔法少女が生まれなくなる事はほむらにとっては不都合極まりない。
まどかが人としての生を行きている間に魔獣のせいで人の社会が荒れたり最悪滅んでは元も子もないのだし。
ただ円環の理後は鳴りを潜めていたQBへの悪感情は完全に表に出ており、気晴らしでズタボロにするなど扱いはひどい。
まぁまどかを制御に置こうなどと抜かしたものをこのほむらが生かしている時点でまだマシなのだろうか。
そしてようやく人類の感情が危険過ぎる事に気づいたQBにおせえよ!と叫びたくなったのは自分だけではないはず。
QBはその代価をおもいっきり払う羽目になったが。
さてFin、Ende、完、劇終など様々な言語で〆られたがまだ終わっていないように思える。
・女神のレリーフから顔が削られていた通り、円環の理は人格とそれに付随する救済の目的を忘却して完全なシステムとなっているはず。
それが本当に不具合を起こさないといえるのか。
・QBの目が感情を持ったかのように揺らいだのは本当に気のせいか。
もし本当に感情を持ったとしたらQBが感情を持つという事は何が起こるのか。
・そしてそもそも悪魔となったほむら自身。
こんだけの伏線がばらまかれている状態で終わったと確信訳がない。
11月からは外伝2本に新編おりこマギカも始まるのでこちらで消化されるのかもしれないけれど。
コメント
お久しぶりです&復活おめでとうございます
なるほど、確かにそういう見方もありますね
ほむほむが更にエッジがかかりますが……